どんどん真似していただきたい
運営者 このリフォーミスト・フェスティナ・レンテ(RFL)という名前はどういう意味なんですか。
瀬口 リフォーミストは「改革者」という意味で、フェスティナ・レンテは「ゆっくり急げ、悠々と急げ」という意味のラテン語です。これは以前、三井海上火災の井口武雄会長に後援してもらっていた勉強会の名前で、これ以外に良い名前を考えつかなかったので必然的にこの名前になりました。
意図としては、「僕らはこの先20年ぐらいを展望して改革を推進し続けたい。だから急がずゆっくりとやりたいけれど、チャンスがあったときには大胆に動きたい」という想いを込めています。
将来的には、地方に自律的な経済圏をつくるための企画立案とか、地方の改革に必要な、リーダである首長を支えるサブリーダーとなる課長さん部長さんに政策研修の場を提供する政策研修塾なんてのも作りたいなぁと思っていますが、これはまだ先の話ですね。
運営者 瀬口さんが今、その運営のために求めている資源は何ですか。
瀬口 人材はもう、すばらしい人たちが集まって下さっているので問題はありません。一騎当千のメンバーが集まっています。欲しいのはお金ですかね。実は後援してくれる人はいるんですが、あまりそこに甘えないように仕組みを作りたいなと思っています。勉強会とかレポート、ネットワークを提供するといった、付加価値をつけたサービスによって対価を得る仕組みをつくりたいですね。
運営者 瀬口さんが考える成功のイメージというのはどんな感じですか。
瀬口 われわれがやったことや生み出した知恵を、他のグループが真似したり活用してくれて、僕たちが知らないところでどんどんこういう動きを広めてくれて、それによって「日本のベースの部分が地殻変動を起こしているな」ということを感じることができたら、いいなと思いますね。
運営者 そうですね、もし「知」というものが世の中の役に立つものであれば、タダでどんどん複製されるものなんですから、どんどん横に拡がってそれによって人々の考え方や行動が変わってくれればいいなと思いますよね。