運営者 あと、反体制派の皆さんも喜んでやっていますが、彼らは本当に放射能防御を考えてるんですかね。
木下 左翼陣営も幅広いですから、ここは正確にとらえる必要があると思います。
共産党は一定程度、原発事故という事象を利用しようとしていますが、共産党はわれわれとは立場を異にしていると思います。共産党の中で一部の人たちは被曝懸念を持っていますが、大半の人たちはそうでもなくてむしろ「福島を助けよう」といった傾向が強いでしょう。ですから共産党の基本セオリーは、「被曝問題は無視」だと考えています。
だから共産党からのアプローチは中途半端なので、われわれも是々非々で対応していけば良いと思います。
運営者 なるほどー
だっげらいよん4コマ漫画ブログ しばざきとしえ作木下 むしろ共産党以外、中核派じゃないかと思うのですが、そうした人たちが近づいてきています。
震災がれきの反対運動などで、さも自分たちがやったかのように宣伝しているのが中核派です。特に北九州では活発でした。別に「中核派の皆さんは反対運動に入らないでください」というロジカルな根拠もありませんからね。
運営者 そりゃそうですね。
木下 だからちゃんと反対してくれていれば問題は無いのですが。
運営者 そういう意味ではね、放射能防御プロジェクトは政党色がないし、どこからもお金をもらっていないというのが一番の特徴だと思うんです。
右の人も左も人も顔をそろえてますからね。
木下 そうですね、選挙に関しては限られた事例でしか呼びかけをしていません。
運営者 それも是々非々かつ意味のある形でね、どうも自爆型の選挙が好きな人が多くてかなわない。
木下 だからたまに個人については応援することがあっても、政党といえるところとの連携は全くないし、特定の政治勢力との連携はありません。
運営者 間口が広いので、中核派も拒否する理由がないということなんですよね。
木下 岡本さんと違って、中核がいけないとか、革マルがいけないとか、そんな風には僕は思っていません。寛容なんだけど、そういう人が入っていることで他の人が入れなくなることもあるので、そこは気をつけていただければということです。
運営者 わたしゃ中道です(笑)。